1、用 具
① ボールは、㈶日本ソフトボール協会推奨のジョイフル専用球とする。
② 金属スパイクは禁止する。
③ 捕手は、ヘルメット、マスク、プロテクター、レガースを着用してもよい。
④ 打者、走者、守備者は、ヘルメットを着用してもよい。
2、プレイヤーの規定 ① 守備のプレイヤーは10人である。
② エキストラプレイヤー(EP)を採用したチームは11人で攻撃を行う。エキストラプレイヤーは
打撃だけでなく他のプレイヤ―と交代して守備につくこともできる。
③ スターティングプレイヤーであれば、エキストラプレイヤーも再出場できる。
④ 走者が健康上の理由があるときは、球審の了解を得て臨時代走を出すことができる。この臨時
代走は、控えのプレイヤーだけでなくゲームに出ているプレイヤーでもかまわないが、そのプレ
イヤーが塁上にいるときに打順が回ってきたときは、そのプレイヤーは走者としてアウトが宣告
され、自分の打席につくことになる。また、1イニング中に同じプレイヤーが二度臨時代走になる
ことはできない。臨時代走は、本人が怪我をした場合を除き臨時代走の交代は認められない。
3、投球規定
① 投手は、軸足を投手板に触れて立ち、自由足は投手板の横幅より内側の地面に触れていること。
(前でも後でもよい)
② 投手は、身体の前面を打者に向け、球を片手または両手で持って、1秒以上5秒以内完全停止し
た後、投球動作を起こさなければならない。
③ 投球は、打者の身長以上、身長の2倍以下の高さでアーチ描くように投げなければならない。
(注)上記①②③に違反すると不正投球でボールデッドになり、打者にワンボールが与えられる。
(走者は進塁できない)ただし、このボールを打者が空振りしたときはストライクで、打者が打っ
たときは不正投球が取り消され、試合は継続される。
④ 投球が規定通りで、ホームプレートかストライクマット上に落下した場合は(少しでも触れていれば
よい)ストライクと判定される。
⑤ 投手が故意四球を望むときは、そのことを球審に申し出れば投球する必要はない。
⑥ 投球が地面に触れるかストライクマットを通過したらボールデッドになる。
⑦ 捕手は捕手席後方で構え、投球がワンバウンドした後に捕球するようにする。
⑧ 準備投球は1分間を限度とし、初回または投手交代時は3球、それ以外は1球とする。
4、打者の規定
① 打者がバントやチョップヒット(打球を地面に叩きつけてバウンドさせる打法)をするとアウトになる。
② ツーストライク後のファールボールは、打者アウトになる。
③ 死球は認めず、ボールとなる。
5、走者の規定
① 投球を打者が打つか、ホームプレートに達する前、またはワンバウンドする前に走者が塁を離れる
と離塁アウトになる。
② 打者が空振りしたときの離塁は、走者をアウトにしないで元の塁に戻す。ただし、離塁アウトは優先
される。
③ 盗塁は認められない。
④ 走者は守備者との衝突を避けるためスライディングをしてもよい。
⑤ 守備者は走者との衝突を避けるよう務め、走者のために塁の前面の半分以上を空けておかなければ
ならない。
⑥ 走者が、得点をしようとするときは、ランニングラインに沿って走り、第二ホームプレート(スコアリング
プレート)に触れなければならない。リターン禁止ラインを越えた走者は、三塁に戻ることはできない。
⑦ 走者の第二プレートへの触塁より先に守備者が打者用のホームプレート上(ストライクマットを含む)
で球を確保すれば、走者はアウトになる。リターン禁止ラインを越えた走者に直接タッチしてもアウトに
はならない。
⑧ 走者がリターン禁止ラインを越えた後に三塁に戻ろうとして再びラインを越えると、走者は直ちにアウト
になる。また、走者が間違って打者用のホームプレートに触れた場合、もしくは触れなくとも通過した場
合も走者はアウトになる。
6、試 合
① 正式試合は7回であり、得点差のコールドゲームは採用しない。
② 試合開始後、50分を過ぎたら新しいイニングに入らない。(最低でも5イニングを理想とする)
③ 1イニングの得点が5点に達したら、攻守交替とする。 但し、次の例のような場合その時の得点は、すべ
て認められる。但し、最終回には得点制限はない。
〔例〕 そのイニングにすでに4点が入っていて、走者2塁・3塁で、打者が3塁打を打った場合には、6点、
本塁打を打った場合には、7点の得点となる。
④ 試合終了時同点の場合には、ベンチに入っている選手の中から5名の抽選とする。
ただし、決勝戦はタイブレーカ-ルールを採用する。